飯田 隆博
エンジニアリング
2011年、大手電機メーカーの研究開発部門に入社。主に車載ソフトウェア製品の研究開発に従事し、日欧の大手自動車メーカー向けのADASや自動運転関連のソフトウェア、インバーター等をてがける。2022年にAstemoに入社、マルチコアソフトウェア、パワートレインコントロールモジュール、ハイスペックADAS、エンジニアリングクラウド(仮想開発環境)、次世代ECU等をリード。Cypremos立ち上げメンバーとして加わり、エンジニアリングチームをリード。
Cypremosにおいて、特に車載領域では先進的な取り組みであるPosix関連の開発環境整備をクラウドにて推進しています。これにより、開発者はより効率的かつ柔軟に作業を進めることができ、最新の技術に迅速に対応することが可能となります。また、生成AIを用いたソフトウェア開発効率化業務の立ち上げも行い、競争力強化を推進しています。
近年は、内部ソフトウェア開発効率化を目的に、内製のエンジニアリングクラウド開発とその他販戦略を推進しています。直近の業務では、大手自動車メーカーのクラウド開発環境構築のビジネスボリュームを増やすための受注活動を行っています。このような取り組みにより、業界内での競争力を高め、持続的な成長を実現することをめざしています。
100年に一度の転換期と呼ばれる自動車業界において、Cypremosが生き残りをかけたソフトウェア開発組織への転換が必須であると考えています。自動車業界は、電動化、自動運転、コネクテッドカーなどの技術革新により、急速に変化しています。このような環境下で、私たちが競争力を維持し、さらなる成長を遂げるためには、従来の製造業の枠を超えた新たなアプローチが求められます。他社との競争面を強化するためには、組込みソフトウェア開発組織文化を背景にした、クラウドネイティブ組織の立ち上げが必要です。クラウドネイティブなアプローチは、柔軟性とスケーラビリティを提供し、迅速な開発とデプロイメントを可能にします。
革新的なソフトウェア開発スタイルを用いた、伝統的なセーフティクリティカルシステム開発の進化を実現し、世界各社のモビリティ開発をリードできる組織を構築します。これにより、社会そのものの進化を促進することを目標としています。特に重要なのが開発速度であり、業界最速レベルの開発力を達成することで、モビリティを中心とした社会システム全体を圧倒的な速度で進化させることをめざします。また、エンジニアの創造性を最大限に発揮することで、単なる速度以上の価値をユーザに届けることができるようになります。これにより、私たちは技術革新を通じて、より良い未来を築くための一翼を担います。
Astemo:Astemo株式会社
Cypremos:Astemo Cypremos株式会社