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電動パワーステアリング プロペラシャフト デファレンシャルギア サスペンション サスペンション サスペンション サスペンション 回生協調ブレーキ ディスクブレーキ ディスクブレーキ 電動パーキングブレーキ 電動パーキングブレーキ

電子化と電動化により運動性能を高め、さらなる安全性と快適性を追求したサスペンション、ステアリング、ドライブトレイン、ブレーキなどの車両運動統合システムを提供しています。

サスペンションシステム

高いレベルの乗り心地と操縦安定性の実現をめざし、高応答性・小型化といったダンパー単体の進化に加えて、ECUやソフトウェアを含めた制御システムの高度化で、拡大・多様化するニーズにお応えします。

サスペンションストラット

サスペンションは、乗り心地を向上させることはもちろん、車体の姿勢や操縦安定性をコントロールすることもできます。クルマの性能を決める重要な部品です。

モノチューブショックアブソーバー

単筒式の設計を採用することで、ショックアブソーバーのコンパクト化を実現し、車の足回り周辺の設計の自由度を高めることができます。また、高圧ガスを内封した構造により、優れた応答性を有し、搭載される車両の特性や地域に合わせた減衰力性能の向上が可能となります。

周波数感応型ショックアブソーバー

路面から伝わる振動の周波数に応じて減衰力を自動的に調整する構造をメカニカル式で実現。操縦安定性と乗り心地を高い次元で両立。

セミアクティブサスペンションシステム

独自設計による減衰力調整機構を備えたダンパーに加え、ECUやセンサー等の電子制御機器が搭載されています。路面の状況や走行状態に応じて最適な減衰力に変化させることで、操縦安定性と乗り心地を高い次元で両立する製品です。

ステアリングシステム

拡大する自動車の電動化や多様なニーズに対応するため、高い応答性とリニアリティを実現し、ドライバーにスムーズなステアリングフィールを提供しています。加えて、フェールオペレーショナルな冗長機能を採用することで 、 安全性に対するニーズの高まりにもお応えします。

電動パワーステアリングシステム(ベルトドライブラックアシストタイプ)

操舵力軽減の為に、ラック軸に平行にアシストモーターを配置し、ベルト駆動によりアシスト力を伝達する高効率タイプのパワーステアリングギアです。良好な操舵フィーリングと静粛性を兼ね備えており、また自動運転に対応するためにECU&モーターを冗長設計としており、高い信頼性とアシスト継続性を向上させています。

電動パワーステアリングシステム(ピニオンアシストタイプ)

パワーアシスト部をピニオンギア(入力軸)部に配置したシステム。小型車向けに好適なシステムで、ブラシ付モーターを採用したスモールカー用から、ブラシレスモーターを採用し高性能/高出力を実現した上級小型車用まで多様なバリエーションに対応。

電動パワーステアリングシステム(デュアルピニオンアシストタイプ)

ステアリングラックに二箇所のピニオンを設け、ひとつは従来通りにハンドル軸を、もう一つにパワーアシスト用モーターを接続している構造。スムースな切り始め/切り返し、高いレベルのステアリングフィールを実現。

コラムアシストEPS用マニュアルステアリングギア

軽から小型、中型車種に搭載されているコラムアシスト式電動パワーステアリングシステムの構成製品で、軽量、高剛性を特徴としています。ハンドルの操舵角度に対してステアリングギア比を変化させることが出来るため、車体の操縦安定性や取廻し性をバランス良く両立させることが出来ます。

マルチユースEPS

自動車用電動パワーステアリングの技術を基盤としており、優れた耐久性と信頼性を有しています。ATV(All-Terrain Vehicle)やMUV(Multi Utility Vehicle)にも幅広く採用されています。

パワーステアリングポンプ(可変容量型)

可変容量型は固定容量型に対し駆動トルクが低いため、燃費向上が図れます。また、発熱量も低く、パワーステアリングシステムの油温上昇を抑制できるため、クーラー配管の簡素化、廃止が可能になります。豊富な製品バリエーションにより乗用車から大型トラックまで適用可能です。

ドライブトレインシステム

軽量・高剛性を実現したCFRPやアルミ製および衝突安全対策付きのプロペラシャフトや小型・軽量かつ静粛性に優れたデファレンシャルギアなどのドライブトレインシステムは、自動車の安定性や走破性の向上に貢献しています。

CFRPチューブタイプ駆動伝達システム(プロペラシャフト)

鉄チューブよりも軽量で燃費向上に貢献します。また鉄チューブでは2ピース化で危険回転数をUPさせますが、炭素繊維の巻き角度を調節する事で曲げ固有値とねじり強度を最適化して1ピース化を可能としています。車両衝突時は低荷重で軸方向に潰れやすい構造を用いて乗員への被害を低減する機能も備えています。

CFRP:Carbon Fiber Reinforced Plastics

衝突吸収機構付き等速ジョイントタイプ駆動伝達システム(プロペラシャフト)

車両が衝突した際の、衝撃を吸収する機能を備えた、プロペラシャフトです。チューブ部分と、等速ジョイント部分が、低い荷重で長く収縮することで、衝撃を吸収し、乗員への被害を低減します。

1ピースタイプ プロペラシャフト

四輪駆動車や後輪駆動車のようにエンジンと駆動軸が離れている場合、エンジンで発生した駆動力を駆動軸に伝達するのが、プロペラシャフトです。接合部に摩擦圧接を採用し、接合部の強度・品質・耐久性を向上させています。部品点数の削減および軽量化を実現しています。

2ピース/3ピースタイプ プロペラシャフト

プロペラシャフトを2分割又は3分割することにより、全長アップによる危険回転数を低下し、振動を抑えることが可能。また、パイプ内にダイナミックダンパーを入れることにより、振動および騒音を低減しています。

デファレンシャルキャリアアッセンブリー

デファレンシャルギアは動力伝達装置の一部。エンジンで発生した駆動力を様々なタイプのギア(傘歯車)を経て駆動軸に伝えます。駆動回転軸の方向転換及びコーナリング時に発生する左右輪の回転差を吸収し、スムーズなコーナリングを可能とします。

ラバーカップリングタイプ(レブロジョイント付)

ラバーカップリングはナイロンコードとそれをモールドするゴムで構成されたジョイントで、曲げ/捩じり/軸方向の剛性を低く抑えることでエンジン振動の伝達を遮断する効果があります。またレブロジョイントは内部隙間をゼロにし、アンバランス低減による高速走行時こもり音抑制に効果があります。この組み合わせにより車両の音振静粛性向上を可能とします。

ハイポイドギアセット

四輪駆動車向けの最終減速機などに使われるハイポイドギアは、駆動の向きを変えるために使われます。回転軸を90度転換させ、さらに2個のギアの軸をネジレ位置関係へオフセット。強度・静粛性に優れたギアです。

デファレンシャルアッセンブリー

車両転回時に駆動輪は左右で回転差が発生するため、その回転差を吸収する目的で、デファレンシャルが搭載されています。FF車・FR車・4WD車・BEV車など全ての車両に搭載されており、当社製品では耐焼付性に優れたTiNピニオンシャフトを採用するなど、車両ニーズに応じた仕様をご提案できるラインナップとなっております。

TiN:Titanium Nitride Coating(窒化チタンコーティング)

ピニオンシャフト

デファレンシャルアッセンブリー内で使用されるピニオンシャフトはシャフトに嵌め込まれたギアが表面を回転するため摩耗しやすい環境下におかれます。この厳しい環境下でも機能を発揮出来るように表面処理には窒化処理やNiPなどを使用しており、さらに厳しい環境下ではTiNを使用し焼き付き性を大幅に向上させることが可能です。

NiP:Electroless Nickel Plating (無電解ニッケルメッキ)

ブレーキシステム

確実な制動および電動化に対応する技術と軽量化の実現により、自動車の安全性と燃費の向上に貢献しています。

電動パーキングブレーキ(ディスクタイプ)

電動パーキングブレーキは、安全性やロバストの向上、自動バレーパーキングなどの自律走行機能など、さまざまなメリットが期待されています。また、将来のe-mobilityにおける、車両の適正性、NVH要件にも最適化されています。これまでの長いケーブルやレバーを排除することで、スペースを節約、組み立て工程を簡素化し、パーキングブレーキの調整や事前設定を不要にします。 電動ブレーキブースター搭載の車両むけとして、電動パーキングブレーキブースターもあります。

NVH:Noise, Vibration and Harshness

電動パーキングブレーキ(ドラムタイプ)

ドラムをベースにした電動パーキングブレーキは、ドラムブレーキの自動パーキングを可能にする革新的な技術を有し、長いケーブルやレバーを取り外すことが可能で、省スペース、組み立て工程の簡略化、パーキングブレーキの調整や事前設定の必要性を排除します。このシステムは、小型車にも適しています。

回生協調ブレーキシステム

回生協調ブレーキシステムは、日立Astemoのe-Actuationソリューションです。ESCと組み合わせることで、電気自動車に必要な機能(高回生ブレーキなど)を提供します。また、ESCと組み合わせることで、自律走行車のレベル3、4に対応した冗長性も確保しています。回生協調ブレーキシステムの利点は、ペダルシミュレーターがパワーユニットから独立していることです。

ESC: Electronic Stability Control

フロントディスクブレーキ

ディスクブレーキ(ZOHe)は、優れた品質とNVH性能を兼ね備え、CO2削減にも大きく貢献する技術です。革新的なZOHe AST™は、特定の素材と特許取得済みの形状を独自に組み合わせることで、パッドの寿命までパッドとディスクの間の距離を最適化し、ペダルフィールを変えることなくゼロドラッグを実現しています。

ZoHe: Zero Offset Harmonized evolution

リアディスクブレーキ

リアディスクブレーキシステムは、小型のメカ式パーキングブレーキで、すべての車両タイプに搭載することができます。

ドラムブレーキ

ドラムブレーキは高い信頼性と、NVHにおけるロバスト性を有しています。

NVH: Noise, Vibration and Harshness

アルミナックル

アルミナックルは、サスペンションの各アームに接続され、タイヤ、ディスクなどの部品を車体に結合するためのプラットフォーム部品です。軽量化と燃費向上のために、強度が高く、伸張性に優れ、高品質な鋳造技術を有するアルミ素材を適用しました。これによりスチールに比べ、従来自社比30~40%の軽量化を実現しました。