環境負荷の低減に貢献する熱効率を高めたクリーンなエンジンマネジメントシステムと、高い環境性能と走行性能を両立する電動パワートレインシステムを提供しています。
電動車向けの小型・軽量・高効率なモーター、世界トップクラスの出力密度を誇るインバーター、電気自動車やハイブリッド車の走行用バッテリーの残量を高精度に検出して制御を最適化する電子制御システムで、環境性能に優れた自動車づくりをサポートします。
環境保全の推進に欠かせないハイブリット車を含む電動車両向けの高効率モーターです。角線電工技術の採用による高トルク密度及び高効率化、日立Astemo独自の低騒音化技術により、環境性能に優れたモーターを実現しています。
ハイブリッド車や電気自動車等の環境規制対応に欠かせない電動パワートレインにおける主要機器のひとつで、独自の平角線成形技術によるコイル高さ抑制により、小型、高効率モータを実現しています。
ハイブリッド車や電気自動車等の環境規制対応に欠かせない電動パワートレインにおける主要機器のひとつで、パワー半導体内蔵のパワーモジュール、制御基板、コンデンサー、電流センサーなどから構成され、電池に蓄えられたエネルギーを交流電力へと変換し、モーターを駆動させています。
ハイブリッド車や電気自動車の発進、加速、減速時に発電用および走行用モーターをコントロールします。駆動/制御回路や電圧検出機能、電流センサー機能を集約した高機能インテリジェントパワーモジュールの採用、IGBTと還流ダイオードを一体化したRC-IGBTの採用、新開発制御によるVCUの小型化やDC-DCコンバーターの内蔵化などにより、高機能化と小型化を実現しています。
電気自動車やハイブリッド車の走行用バッテリーの残量を高精度に検出し、充放電制御やセルバランス制御、高圧ライン接続制御、冷却制御などバッテリーに関するさまざまな監視、制御を行います。バッテリー監視IC検出値の補正技術等によりセル電圧の検出精度向上を追及するとともに、「ISO26262 ASIL-D」に準拠したセル過充電を防ぐ高信頼性設計を行っています。
燃焼・吸気・潤滑・熱マネジメントを最適化する各コンポーネントおよび制御技術を継続的に進化させることで、低燃費かつクリーンなエンジンマネジメントの実現に貢献します。
ガソリン直噴エンジンを制御する電子制御ユニットです。ドライバーが操作するアクセルなどの状況を検知し、エンジンを最適な運転状態に保ちます。また、多様な直噴インジェクタ駆動および高圧燃料ポンプ駆動の電流波形要求にもソフトウェアで実現し、年々厳格化される排出ガス規制に準拠します。
自動車用トランスミッションであるCVT(Continuously Variable Transmission)の変速を制御する電子制御ユニットです。ドライバーが操作するアクセルや、変速ギアのポジションを取り込み、CVTを変速させるための油圧回路に適切な指令を出すことで、最適な変速を行い、ドライバーに快適な運転性を提供します。
電子制御ユニットからの指令に従って、燃料を高圧(〜35MPa)に圧縮してインジェクターに供給します。独自構造の流量制御ソレノイド弁を採用し、業界トップクラスの静粛性と、大流量(1.4cc/rev)を両立しています。また、内部構成の工夫により、業界最小の高さ(フランジ〜頂点 47mm)を実現し、レイアウト性に優れます。
電子制御ユニットからの指令によって燃料ポンプから送り込まれた燃料をシリンダー内へ直接高圧で噴射します。独自構造および製法による性能調整により、世界トップクラスの微粒化、作動可能燃料圧力、高応答作動を達成しています。また、電子制御ユニットからの指示に対し、バルブは高応答化で駆動するとともに、さまざまなエンジン排気量に対応する流量バリエーションを実現します。
燃料噴射システムを制御するために搭載される部品でありエンジンへの吸入空気量を検出するセンサーです。エンジンの運転状態に応じて吸気管を通過する吸入空気量の情報をエンジンコントロールユニット(ECU)へ伝送し、燃料噴射量の適正化により、燃費の向上およびCO2や排出ガスの低減に貢献します。
Low Pressure EGR (Exhaust Gas Recirculation)で低排圧時も安定して還流を行うために、バタフライ弁を制御して吸気負圧の制御を行う。 制御する負圧が小さい為、小型のモータを使用し小型軽量化を実施。(570g@ボア径Φ60) Feedback制御を行わない、Open制御でも負圧精度を出せるように、開口面積に対するセンサ出力の精度を向上させている。
エンジンに供給する吸入空気量を制御する製品。バルブの開度で空気量を制御します。エンジンの運転状態に合わせた必要空気量を、ECUの指令に応じて高精度・高応答にバルブを動作させます。高精度なスロットル開度センサーと高応答な小型モーターを搭載し、燃費向上や快適な走行性を実現します。
吸入した空気をエンジンの各シリンダーに導入するための分岐管。均等に配分されたフレッシュエアーを燃料とよく混ざるように流すことで出力と燃費の向上に貢献します。空気の流れをスムーズにする工夫として、シミュレーションによる流れの可視化を用いて形状設定を行っています。また、小型化とエンジン出力や燃費の向上を両立させる構造を実現しています。
ピストンは燃焼圧力による往復運動をクランク軸の回転エネルギ−に変換する、エンジンには無くてはならない部品です。クーリングチャンネル・ピストンは特殊な鋳造方法により形成された環状空洞に、エンジンオイルを通過させる事により、エンジン運転中のピストンの過度な温度上昇を抑制し、燃焼の効率を高めることが可能なピストンです。
エンジンのバルブタイミングを制御する部品です。電子制御ユニットからの信号に応じてVTCソレノイドで制御されたエンジンオイルが製品内部に供給され、バルブ位相をコントロールします。エンジンを最適な運転状態に保つため、常にバルブタイミングを最適な位相に保ちます。
VTC: Valve Timing Control
バルブタイミングを連続的に可変し、低速域から高速域まで幅広い回転域で出力向上と低燃費を実現させるVTCアクチュエータの油圧を制御するソレノイド一体型の切替バルブです。リニアソレノイドを使用することでバルブオーバーラップ量の連続的な最適化を可能にします。
エンジンのバルブタイミングを制御する部品です。電子制御ユニットからの電気信号に応じて内蔵されたモータが作動し、減速機を介してカムシャフトの位相を可変させエンジンを最適な運転状態に保つ事で、燃費向上、排ガスの低減が図れます。油圧で作動するVTCに対し、動作可能な環境条件および可変位相角が広くとれるのが特徴です。
エンジン冷却水の流路を切り替え、エンジン及び補器類の温度をコントロールする制御弁です。冷却水の流路を制御することで、エンジンの早期暖気や温水の優先活用、ラジエータへの流量を調整しエンジンを最適な温度に保つことなどにより、エンジンフリクションの低減による燃費向上やヒータ早期稼働による快適性向上が行えます。
MCV: Multi-waterways Control Valve
エンジンを適温に保つため、適切な量のクーラントを循環させます。
豊富な設計・製造経験により高い信頼性を持ち、お客様のニーズに合わせた製品を提供します。
走行状況に応じて、エンジンの圧縮比を変えるシステムで、圧縮比の可変及び保持を小型・高応答で対応するアクチュエータ。幅広い走行シーンで高い燃費効果と優れた走行性能を実現します。
VCR: Variable Compression Ratio
エンジンの潤滑・冷却に必要なオイルをエンジン各部へ供給する可変容量型のオイルポンプです。小型構造により幅広い搭載形態に対応可能であり、日立Astemo独自VDOPシステムにより油温に依存しない油圧制御が可能で、低油温時の不要オイルジェット噴射停止などによりフリクション及びエミッション低減の最大化が可能です。
錘を付けたバランスシャフトにより、エンジン振動を低減させ車両快適性を向上させる部品です。シャフトを保持するハウジング、ベアリングを含めたアセンブリをCAEにより軽量・強度信頼性を最適に設計し提案いたします。また、バランサーとオイルポンプ(可変容量タイプ)を一体設計し、エンジンへの搭載性をさらに向上させることが可能です。
プラグトップコイルは、独立点火システム構成部品で、バッテリ電圧を燃料混合気中で飛火できる電圧まで昇圧させる部品です。自動車に環境性能要求が増す現在、点火エネルギーを強化する一方、最適化磁気回路の開発などにより省スペース化を実現し、高出力と小型化を両立することで燃費改善や小型軽量化につなげます。
主に車載バッテリを電源とする直流モータを用い、止まっているエンジンを駆動し、筒内燃焼に十分な回転速度での吸気、圧縮工程を作り出すための装置です。エンジンの摩擦抵抗や圧縮工程での回転抵抗に打ち勝つ大きなトルクが必要で、且つ搭載スペースの制限等があり、短時間使用を前提に小型高出力に対応しています。