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2023年5月9日

ピット戦略が功を奏して今シーズン初の3位表彰台獲得

5月3-4日、SUPER GT2023第2戦が富士スピードウェイで開催されました。コロナ対策が緩和されたこともあり、2日間合計で約8万人がサーキットに駆けつけました。
予選を8番手で終え迎えた決勝レース。レース後半までは我慢の展開が続きましたが、チームの見事なピット戦略とドライバーの果敢な走りで、見事3位でフィニッシュし今シーズン初の表彰台を獲得しました。
開幕から一転して晴天となった富士スピードウェイ、予選Q1を担当した塚越選手は6番手のタイムを計測しQ2に進出しました。Q2では松下選手がタイムを伸ばすことができず、8番手で予選を終えました。
決勝レースは450km(100周)の長丁場のレース。第1スティントを担当した松下選手は、スタート直後の第1コーナーで36号車(au TOM‘S GR Supra)と接触をしてしまいましたが、マシンに大きなダメージはなく、一度下げたポジションをすぐに取り戻しました。その後、5番手争いの集団からなかなか抜け出すことができず苦戦しましたが、ライバルが続々と1回目のピットインを消化する中、松下選手はペースを落とすことなく走り続けました。40周目に1回目のピットインをして、ドライバーは塚越選手に交代。
ポジションは変わらずも、ベストタイムを更新するなどペースは良く、今レースでは義務となる2回目のピットインをライバルより遅い76周目で消化し、タイヤ交換と給油のみを行い7位でコースに戻りました。塚越選手はさらにペースを上げ、90周目には3号車(Niterra MOTUL Z)をパスし5番手、さらに前を行く8号車(ARTA MUGEN NSX-GT)とサイド・バイ・サイドの激しいバトルを展開しました。そんな中、3位を走行中の24号車(リアライズコーポレーション ADVAN Z)がマシントラブルでリタイヤ、3位表彰台をかけ再び8号車に対し果敢にアタックを仕掛けていたところ、8号車はガス欠によりスロー走行。99周目に3位に浮上したAstemo NSX-GTは、14号車(ENEOS X PRIME GR Supra)の追い上げも死守し、そのままチェッカーを受けました。