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2023年8月10日

2023FIM EWC鈴鹿8耐 10位でフィニッシュし来年のシード権獲得

8月4日から6日、三重県・鈴鹿サーキットで開催された2023 FIM 世界耐久選手権 第3戦”コカ・コーラ” 鈴鹿8 時間耐久ロードレース 第44 回大会にAstemo Honda Dream SI Racingが参戦いたしました。
8月4日・5日と行われた予選では総合4位、その後に開催された上位10チームによるTOP10 Trialでは6位となり、決勝は6番手からスタートとなりました。
8月6日、決勝レース当日は快晴に恵まれ、25,000人のファンが見つめるなか、予定通り11:30にル・マン式にて真夏の鈴鹿8耐がスタートしました。Astemo Honda Dream SI Racingは水野涼選手がスタートライダーをつとめました。スタート時にエンジンがかからず24番手まで後退しましたが、猛烈な追い上げにより4番手まで挽回。次の渡辺一馬選手が表彰台圏内までポジションを上げる快走をみせましたが、給油トラブルによるガス欠と作本選手の転倒により19番手まで後退。その後、3人のライダーの走りにより11番手までポジションを戻し、19:30に10位※でチェッカーをうけました。なお、Astemo Honda Dream SI Racingは次年度の鈴鹿8耐への出場シード権を獲得いたしました。
※2番手でチェッカーを受けた104号車がレース後車検により失格となったため最終順位は9位で確定

■チームコメント
- 伊藤 真一監督
今年も応援いただきありがとうございました。監督として臨んだ2度目の鈴鹿8耐は、10位という不甲斐ない結果で終了いたしました。今年は昨年以上に日立Astemo様からのサポートもあり、チームとしての総合力もアップしたため、表彰台をねらえると感じていました。しかしながら、これまでの経験から一つひとつ課題に対応できた反面、走ってから明らかになった課題も多かったため、わずかなところからチームとしての未熟なところが出てしまい、ミスやアクシデントが重なってしまいました。一時は表彰台圏内を走っていただけに、昨年以上に悔しさが強く、改めて鈴鹿8耐の難しさを実感しました。今回のレース結果により来年の鈴鹿8耐出場シード権を獲得することができましたので、まずはチームで今回のレースを振り返るところから来年の準備をはじめていきます。そして1年間かけて勝てるチームへと成長し、来年こそは表彰台にのぼれるようにしていきたいと思います。今年もたくさんのご声援とご支援をいただき、ありがとうございました。

- 渡辺 一馬選手
ただただ悔しいというのが正直な感想です。予選、決勝ともに3人が良いペースで走れていましたし、3人がうまく連携ができていたためこのチームの速さを見せることができたと感じています。しかし、ガス欠や転倒などのアクシデントによって10位という結果で今年の鈴鹿8耐を終えました。自分自身ライダーとしても、チームメンバーとしても、もっとできることがあったと反省しています。ただし、悔しい結果ではありましたが、表彰台をねらえるポテンシャルのあるチームだということはチーム全員が実感できました。2年連続で悔しい8耐になってしまったので、来年こそは表彰台にあがり全員が笑顔で終えられるようにしていきます。チームとしても、ライダーとしても次のステップへと成長していけるよう、チームとともに来年に向けた準備をはじめていきたいと思います。

- 作本 輝介選手
チームとしてはテストから良い調子に進んでいましたが、個人的には転倒などが続いてしまい今一歩詰め切ることができませんでした。それでも渡辺選手や水野選手がそれをリカバリーしてくれたため決勝には良い状態で臨めたと感じています。決勝では、スタートの出遅れや私の転倒などがありましたが、3人で挽回しどうにか10位で走り切ることができたと思っています。ここまで来ることができたのは渡辺選手や水野選手、チームスタッフのおかげなので感謝しています。2週間後には全日本ロードレースの後半戦がはじまりますので、上位をねらえるよう、仕上げていきたいと思います。

- 水野 涼選手
決勝ではスタートでの出遅れはありましたが、そこから巻き返しいい流れで次の渡辺選手につなぐことができました。その後も着実に順位を上げ表彰台をねらえるポジションで走ることができていました。チームとしてはそれだけの実力があると手ごたえを感じていました。しかしながら、転倒やガス欠などがあり非常に悔しい結果になってしまいました。それは自分たちライダーを含むチーム全員で仕上げきれていないところがあったと反省しています。8耐は本当に何が起きるかわからないレースだと改めて痛感させられたのが今年の8耐で、それがこの悔しさの原因です。来年の鈴鹿8耐への準備は今日からはじまっていると思っています。全日本ロードレースの後半戦、そして来年に向けて、チームと一つひとつ創りあげ、良い結果を残せるようにしていきたいと考えています。