2024年5月9日
5月3-4日、SUPER GT2024の第2戦が富士スピードウェイで開催されました。天気にも恵まれたレースウィークとなり、2日間通して約9万人のモータースポーツファンが来場し、また多くのAstemo従業員とその家族も応援に駆け付けました。
開幕戦での悔しさを晴らすかのように17号車(Astemo CIVIC TYPE R-GT)は、公式練習でベストラップを記録し、公式予選に臨みました。予選Q1を担当した太田選手は、公式練習での好調をキープし、ここでもトップタイムでチェッカーを受けました。また、予選Q2を担当した塚越選手も全体3位のタイムにまとめ、Astemoとして、さらにCIVIC TYPE R-GTとして初のポールポジションを獲得しました。
決勝レースは、今シーズンから導入された3時間の時間制レース。スタートドライバーを担当した塚越選手は、タイヤ選択が異なる3号車(Niterra MOTUL Z)にオープニングラップでパスされてしまい、その後はペースの良い23号車(MOTUL AUTECH Z)に迫られながらも何とかポジションはキープ。23周目に23号車にパスされてしまい3位に後退するも、34周目の1回目のピットストップ後に23号車を抜き返して2位に返り咲きました。先行する3号車を必死に追いかけるもギャップは縮まることなく、74周目に2回目のピットストップをして、太田選手にドライバー交代しましたが、ピット作業で時間をロスしてしまい、4位に後退してしまいました。
太田選手はペースを上げ必死に追い上げをみせ、前を行く8号車(ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8)と表彰台をかけた熾烈なバトルを数周に渡り展開するも、なかなか抜かすことができませんでした。しかし、レースが残り10分を切ったところで、8号車にマシントラブルが発生しまさかのスローダウン。17号車は表彰圏内の3位に浮上し、その後36号車(au TOM‘S GR Supra)の追い上げを振り切り、そのままチェッカーを受けました。CIVIC TYPE R-GTとなった今シーズン初の表彰台を獲得し、シリーズランキングでも6位に浮上しました。