ページの本文へ

Hitachi

Topics

トピックス

2024年7月25日

2024 FIM EWC鈴鹿8耐 11位でフィニッシュし来年のシード権獲得

 7月19日から21日、三重県・鈴鹿サーキットで開催された2024 FIM 世界耐久選手権 第3戦” コカ・コーラ” 鈴鹿8 時間耐久ロードレース 第45 回大会 (以下鈴鹿8耐) にAstemo Honda Dream SI Racingが参戦しました。例年より少し早い開催となった鈴鹿8耐は梅雨明けした厳しい暑さのなか行われました。
 3度目の挑戦となる今回は、全日本JSB1000クラスに参戦している野左根航汰選手を中心に、Moto2ヨーロッパ選手権を戦っている羽田太河選手を第2ライダー、そして全日本ST1000クラスの作本輝介選手を第3ライダーとして起用しました。
 7月19日の予選では野左根選手と羽田選手が走行し、強豪HRCを徹底的にマークし、総合5位となりました。その後7月20日に開催された上位10チームによるTOP10トライアルでは野左根選手がシケインで転倒してしまい、羽田選手のタイムで9位となり、決勝は9番グリッドからのスタートが確定しました。
 決勝日は、レースウイークで一番の酷暑となりました。30,000人のファンが見つめるなか、予定通り11時30分にル・マン式にて真夏の鈴鹿8耐がスタートしました。Astemo Honda Dream SI Racingは野左根選手がスタートライダーをつとめましたが、ペースを上げることができず10番手辺りを走行し、その後、羽田選手、作本選手とルーティンで回していきました。野左根選手は暑さもあり万全の体調で臨むことができませんでしたが、着実に走行し、バトンをつなぎました。
 レース終盤ではマシンにマイナートラブルが発生してしまい緊急ピットイン。タイムはロスしてしまったものの、215周を走り切り11位でチェッカーフラッグを受けました。なお、Astemo Honda Dream SI Racingは2025年の鈴鹿8耐への出場シード権を獲得しました。※EWCクラスにて10位のためシード権獲得


■チームコメント
- 伊藤 真一監督
「多くの皆様のサポートのもと2024年鈴鹿8時間耐久レースが終了しました。今年はチーム体制を一新、ライダーラインナップも新たに野佐根をチームに迎え、ケガで離脱した渡辺の代わりに羽田が加入、そして4年目の作本で挑みました。事前テストの仕上がりも良く表彰台獲得を目標にしていましたが 決勝は、思いもよらぬ展開になり来年度のシード権獲得のクラス10位という結果がやっとという状況でした。毎年の事ではありますが全日本を戦いながら8耐にスポットで参戦する難しさを改めて実感する事となりレース本番に流れを作れず後れを取ってしまいました。計時予選では5番手とスピードは見せることができましたので、しっかり準備し全日本後半戦、そして来年の鈴鹿8耐でリベンジを目指します。ご支援ご声援ありがとうございました」

- 野左根 航汰選手
「予選で2分05秒台をマークできたことは、よかったのですが、予選1回目で不運な転倒があったり、トップ10トライアルでも転倒があったりして今ひとつ乗れていない状態だったので、より慎重になった部分がありました。決勝では体調不調になってしまい、何とか自分のスティントはこなすことができたのですが、ペースを上げることができず作本選手と羽田選手に負担をかけてしまいエースライダーらしい走りができなかったのは申し訳なかったです。その分もチームに助けてもらって完走することができたので、来年もチャンスがあれば、しっかりリベンジしたいです」

- 羽田 太河選手
「2年振りに鈴鹿8耐をAstemo Honda Dream SI Racingで走らせていただき、今回も貴重な経験をさせていただきました。伊藤監督を始め、チームの皆さんに感謝いたします。初めてトップ10トライアルを走らせてもらいましたが、意外に緊張しませんでした。決勝では、イレギュラーなピットインもあったので計4スティント走らせてもらいましたが、自分自身の成長を確認できましたし、体力的に問題なくベストを尽くせたと思います。多くの応援ありがとうございました」

- 作本 輝介選手
「今回は野左根選手と羽田選手をバックアップする立場での参戦になったので、自分自身の役割を果たすことだけを考えて走りました。ボク自身もチームとしても、もっと上位でゴールしたかったのですが、鈴鹿8耐ならではのことが多々あり、難しいレースになりました。ただ、この経験は来年の鈴鹿8耐はもちろん、全日本につながることなので、さらにレベルアップしてシーズン後半戦に挑みたいと思います」