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2024年9月26日

次戦につなげる走りで7位フィニッシュ - SUPER GT2024 Rd.6 菅生

  9月21-22日、SUPER GT2024の第6戦がスポーツランド菅生で開催されました。第5戦 鈴鹿大会が台風の影響で延期となり1か月半ぶりのレースになりました。あいにく両日ともに雨に見舞われましたが、約800名の従業員とその家族がサーキットに足を運んでくれました。

 予選当日は、朝からの強い雨が降り続き、午後の予選も危ぶまれる荒れたコンディションとなりました。練習走行から全車予選さながらにタイムを更新し、Astemo CIVIC TYPE R-GTも一時はトップタイムを記録。その後、雨量の変化や狭いSUGOのコースでのタイムアタックが叶わず、赤旗により練習走行が終了。タイムを更新できず10番手でフィニッシュ。 午後に予定されていた公式予選は、安全を確保するためキャンセルとなり、練習走行のリザルトがスライドし決勝は10番グリッドからのスタートとなりました。
 決勝日も朝から豪雨で、ウォームアップ走行が1時間遅れでスタート。決勝レースも、約1時間遅れでセーフティカースタートとなりました。スタートドライバーはウェットコンディションを得意とする塚越選手。4周目にスタートがきられ、塚越選手はすぐに1台をパス、さらに翌周には2台をパスし6周目には6位までポジションを上げ興奮を掻き立てる展開。10周目には一気に2台を捉え4位。そして、18周目最終コーナーで#12(MARELLI IMPAL Z)をパスし3位。20周目には#38(KeePer CERUMO GR Supra)をパスし2位と怒涛の追い上げを見せました。その後、フロントタイヤが厳しくなり23周目に#14(ENEOS X PRIME GR Supra)にパスされてしまい3位を走行、気の抜けない戦いが続きました。26周目に再びセーフティカーが入り、31周にリスタート。

 42周目に発生した他車のアクシデントのタイミングで急遽ピットインを決断。多くのマシンがこのタイミングで入ったことによりピットレーンは大混乱、さらにコースコンディションがウェットからドライに変わり始めるタイミングだったため、タイヤ選択も難しいなかAstemo CIVIC TYPE R-GTは直前の判断でスリックタイヤを選択。ドライバーは太田選手に交代し9番手でコースに復帰するとFCYが宣言され、その後セーフティカーが入りました。49周目にリスタートし、55周目の全車がピットインしたタイミングでAstemo CIVIC TYPE R-GTは6位を走行。その後2周で4位までポジションを上げ目が離せない展開に。

 あと1台!! と誰もが思っていたところで、ドライブスルーペナルティを受けてしまい、8位に後退。しかし、最終ラップで#19(WedsSports ADVAN GR Supra)をパスし、最後まで粘り強い走りを見せ7位でチェッカーフラッグを受けました。

 
■チームコメント
- 金石 勝智 監督
「雨のフリー走行では車のフィーリングが高速コーナーは良かったのですが、低速コーナーのグリップ不足をドライバーが訴えていました。セットを変更していきましたが中々低速コーナーのグリップ不足の改善が出来ずにいたところ雨足が強くなってきて混走の終盤で走行が赤旗中断でそのままキャンセルとなりました。予選でしっかりパフォーマンスを発揮したかったのですが、キャンセルとなってしまい10番グリッドからのスタートとなりました。  決勝レースのスタートドライバーは広大にいってもらい、路面コンディションは雨が止んできたのでハード側のレインタイヤでスタートしました。広大のペースは良く、一時は2位を走行していましたがフロントタイヤのグリップダウンが激しくなってきた為順位を少し下げましたが4位まで挽回してくれました。  4位を走行中に300クラスのアクシデントがありそのタイミングでピットに入りギリギリまで悩んだ末にドライタイヤを選択して格之進にいってもらいました。路面状況が難しい中、粘り強く走ってくれいたのですが4位を走行中にピットイン時のアクシデントでドライブスルーペナルティーを受ける事となってしまいました。最後まで諦めずに走ってくれ、最終ラップの最終コーナーで19号車を抜いてくれ7位でチェッカー受けました。  今回もAstemoの社員の皆さん、そして17号車のファンの皆さんの沢山の応援を頂きありがとうございました。なかなか優勝という結果を残せませんが、残り3戦3連勝するつもりで頑張りますので引き続き応援宜しくお願い致します。」

- 塚越 広大選手
「練習走行は雨量が強いなかでの走行となりタイヤのセット数に限りがある中で車の確認を進めていき、雨量が多いときは感触が良かったかなと思ったのですが、雨量が少なくなってきてからクリアラップが取れなかったりしてタイムを出すことができませんでした。結果的に天候が回復せず予選が中止となり公式練習のタイムでグリッドが決まることとなってしまいました。  今回スタートを担当し、セーフティカースタート明けから車の調子としては悪くなかったので周回ごとにポジションを上げることができました。雨量が少なくなってからフロントタイヤのパフォーマンスが下がってきたと共にペースが落ちてしまいましたが、それでも走り方を工夫しながら太田選手までバトンを繋ぐことができました。  ドライタイヤに切り替えて太田選手が走ってくれていましたが、ピット作業の違反を取られることとなり最終的に7位でレースが終わりました。 結果に繋げることができず悔しいイベントとなってしまいました。次回のレースでしっかりその反省を踏まえて3連勝成すべく準備していきたいと思います。」

- 太田 格之進
「サクセスウェイトを考えても予選で前に行く自信があったので、予選がキャンセルになってしまったのは残念でした。  決勝は10番手からスタートしましたが、決勝前は雨が降っていてスタート後雨が止むだろうという予報がなされていて、SUGOという事もありますし、天候も読めない状況ですごく荒れそうな予想をしていました。スタートを担当した広大さんがすごく良い追い上げをみせてくれ3番手までポジションを上げた中でドライバー交代となりました。ピット作業で少しポジションは落ちましたが、車の調子も良くそこから前の車をどんどんオーバーテイクすることができ4位までポジションを挽回することができました。しかしそのあとピット作業違反を受けてしまいポジションを8位まで落としましたが、最後なんとか最終コーナーでオーバーテイクして7位でゴールとなりました。なかなか歯車がかみ合わず、残念な結果になってしまったかなと思います。ウェイト的にもそんなに重くないなか4番手でゴールできていれば最低限の結果を残せていたと思うのですが、結果的に7位となってしまったのは悔しいですし、ランキング上位勢が僕たちより前でゴールしているのでランキング的に厳しいレースになってしまいました。  残り3戦あるのでまだ逆転できるチャンスはあると思うので次戦以降も頑張っていきたいと思います。」