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2024年10月25日

セーフティカーが4度入る荒れたレースで17号車は接触によりリタイヤ

 10月19-20日、SUPER GT 2024 第7戦が大分県オートポリスで開催されました。第6戦菅生に続き、今大会も、予選日の19日(土)は悪天候に見舞われ、予定していた公式練習、公式予選ともに全てキャンセルとなり、20日(日)に公式予選と決勝が行われるレーススケジュールに変更となりました。

 20日(日)、決勝日のサーキットは朝から霧に包まれ霧雨が降るコンディション。8時30分からの公式予選開始までに少しずつ霧は薄くなってきたものの、路面は濡れている状況の中、GT500クラスの公式予選が開始されました。今回は、時間内にどちかのドライバーが出したタイムにより順位が決まる予選方式に変更され、17号車Astemo CIVIC TYPE-R GTの担当ドライバーは塚越選手。ウェットタイヤでアタックを開始し、徐々にコースコンディションが回復してきたことでドライタイヤに交換。タイヤを温めながら再度アタックし、その時点でのトップタイムを記録し興奮する展開に。残り約5分のタイミングで、他車にタイムを更新されましたが、Astemo CIVIC TYPE R-GTは4番グリッドを獲得しました。

 13時00分から予定されていた決勝は、予選スケジュールの変更により、13時20分からに変更。決勝前には、ようやく晴れ間が見え始め、天候が少しずつ回復していくなか、3時間の決勝レースがスタート。スタートドライバーを担当した塚越選手は、オープニングラップで4位をキープし、先行車両の猛追を開始。6周目の1コーナーでGT300クラス集団のオーバーテイクタイミングを利用して14号車(ENEOS X PRIME GR Supra)をパスし3位に浮上。23周目に他車のマシントラブルによりFCYが宣言され、その後セーフティカーが入り28周目にリスタート。後方から39号車(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)が迫る状況で、3番手を死守する攻防を繰り広げます。33周目からGT500クラス車両の1回目のピットインが始まり、Astemo CIVIC TYPE R-GTも35周目にピットイン。ドライバーは太田選手に交代し、タイヤ交換、給油作業を終え8位でコースに復帰。太田選手はタイヤを温めながらも果敢に攻め、38周目に14号車(ENEOS X PRIME GR Supra)と37号車(Deloitte TOM’S GR Supra)とバトルする中、14号車との接触により、Astemo CIVIC TYPE R-GTはコースアウトし、マシンは大破。レース復帰は叶わず、セーフティカーが4度入る荒れたレースは悔しいリタイヤとなりました。

 2024シーズンも残り2戦、チームは次のもてぎ戦での優勝をめざします。もてぎ戦には大勢の従業員とその家族が応援に駆け付ける予定です。引き続き、Astemo REAL RACINGへの応援をよろしくお願いします。