ページの本文へ

Hitachi

Topics

トピックス

2024年11月5日

野左根選手、JSB1000クラス最終戦で準優勝!

  10月26-27日、MFJ 全日本ロードレース選手権の最終戦となる第8戦が三重県の鈴鹿サーキットで開催されました。

 土曜日のJSB1000クラスRace1決勝において、野左根選手は3番グリッドから好スタートを切り、1周目でトップに浮上、3周目には4番手に下がるもトップグループにしっかり食らいつき周回を重ねました。しかし、レース終盤のスパートにはついていくことができず、そのまま4位でフィニッシュしました。
 日曜日のRace2では4番グリッドからスタート。レース中盤まではYAMAHAの中須賀選手が前に立ちはだかり、なかなか前に出られず3位争いが続きました。レース終盤に入り、クラッシュによりセーフティカーが導入され、残り3周でようやく転倒マシンの撤去が終わり、レースが再開。ここでスタートダッシュを決めた野左根選手は、2番手に浮上しホームストレートに戻ってくると、後にはYAMAHAの岡本選手が迫るが、これを抑え切り2位でフィニッシュ。最終戦で今季初表彰台を獲得しました。

 ST1000クラスでは、作本選手が11番グリッドからスタートし、序盤に順位を上げて9位でフィニッシュしました。
 また、渡辺選手の復帰は今大会も叶わず、代役として羽田選手が参戦。3番グリッドから好スタートを決めトップを奪うと、レース中盤までTeam HARC-PROの國井選手とTOHO Racingの國峰選手との間で激しいトップ争いを繰り広げました。レース終盤で國井選手がペースを上げ、羽田選手は全力で追いかけましたが、僅差のまま2位でフィニッシュ。羽田選手は第6戦オートポリスから代役参戦し、全てのレースで表彰台に登る素晴らしい成績を収めました。

 今シーズンもAstemo Honda SI RacingのHonda CBR1000RR-RにはAstemoの最新技術の開発製品が搭載されており、好成績の獲得に大きく貢献しました。また、多くのご声援をいただきありがとうございました。

 2024年MFJ全日本ロードレース選手権のシリーズランキングは以下の通りとなりました。
 JSB1000クラス:野左根選手4位 
 ST1000クラス:作本選手8位 羽田選手3位
 J-GP3クラス:タナチャット選手15位 ブラパ選手23位
 来年も引き続きみなさんからのたくさんの応援をよろしくお願いいたします。

■チームコメント
- 伊藤 真一監督
「Astemo様、MITSUBA様を始め、サポートくださっている皆様と共に今シーズンの集大成として、今回の最終戦に挑みました。JSB1000クラスの野左根は、予選、決勝とファクトリー勢に食い込む走りができました。勝つところまであと一歩でしたし、実際に一緒に走るレベルまでは来たのは、今まで努力してきたことが正しかったという証明になりました。今シーズンのJSB1000クラスは、本当にレベルが上がりましたし、みんなで頑張ってきたことが形になった最終戦でした。ST1000クラスは、羽田が今回も頑張ってくれました。スポット参戦にもかかわらず、あれだけの走りを見せられるのは、世界の経験があるからこそですね。作本は、最後まで調子を取り戻すことができずにシーズンが終わってしまったので、軌道修正できなかったのが残念でした。今シーズンは、野左根が加入してくれたり、渡辺のケガがあったり、いろいろありましたが、チームとして成長できたシーズンになったと思います。これも多くの皆様に支えていただいているおかげです。チームとしては、あとアジアロードレース選手権最終戦が残っていますが、ひとまず全日本を戦い抜けたことを感謝申し上げます」

- 野左根 航汰選手
「レース1で手応えがあり、レース2はさらによい状態で走ることができました。今回のレース1まで4位が7回もあり悔しかったですし、必ず表彰台に上がろうと思ってレース2に挑みました。セーフティーカーの入るイレギュラーなレースでしたが、最後に表彰台に上がることができてよかったです。今シーズンは、Astemo Honda Dream SI Racingに加わらせていただき、伊藤監督を始め、チームの皆様、Astemoの皆様、MITSUBAの皆様など本当に多くの方にお世話になりました。チャレンジの年でしたし、みんなで努力してきたことは、とてもやり甲斐があり充実していました。ありがとうございました」

- 作本 輝介選手
「今回も走り始めから苦戦してしまいました。その中で、少しずつよくはなっていったのですが、上位を争える状態には、ほど遠かったですね。今シーズンは初戦こそ表彰台に上がることができましたが、徐々に調子を崩していってしまいました。Astemoさん、チームの皆さんも本当に頑張ってくれていたので最終戦で挽回したかったのですが悪い流れのまま終わってしまい悔しいです」

- 羽田 太河選手
「予選のときから急に右腕に肉離れのような症状が出てしまい力を思うように入れられない状態だったので、レースでは、ペースを上げられないことが分かっていたので、なるべく前に出て抑えて集団になれば勝機が見えてくるかと思いました。セクター1がとにかく厳しく、他で挽回しても追いつくだけで精一杯でした。勝つことができなかったのは悔しいですが、現状でできることはやれたので満足しています。シーズン後半戦をAstemo Honda DreamSI Racingで走らせてもらったことを感謝いたします。最高のチームです」