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Race Report

レースリポート
Round8
11月27日(土)、28日(日)ツインリンクもてぎ栃木県

Team Point

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Driver Point

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11月27日(土)

公式予選

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10

予選方式:ノックアウト方式 天候:晴れ コースコンディション:ドライ

シリーズの最終戦となる2021 AUTOBACS SUPER GT第8戦「FUJIMAKI GROUP FUJI GT 300km RACE」が富士スピードウェイで開催された。
公式予選が行われた27日(土)は晴れやかな青空ながら冷たい風が吹き、気温の上がらないコンディションであった。午前中の公式練習では、車のセッティングを確認していくも、なかなか思うような方向に進まず、予選シミュレーションとなる500クラス占有走行でもタイムを更新できず、公式予選は14番となり予選に不安を残す結果となった。
15時03分より始まった公式予選Q1は今回も塚越広大選手が担当する。スタートとともにコースに入り、4周かけてタイヤを温めていく。果敢にアタックするも1'26.860秒と10番手タイムとなり惜しくもQ2進出は叶わなかった。

11月28日(日)

決勝

天候:晴れ コースコンディション:ドライ

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DNF

28日(日)の決勝当日も晴天に恵まれ、最終戦を楽しみにされていた約35,000人のファンの方がサーキットに来場してくださった。
スタートドライバーはベルトラン・バゲット選手。2周のフォーメーションラップの後、66周のレースがスタートした。バゲット選手はオープニングラップでポジションを1つ落とすも、タイヤが温まり次第ポジションアップをねらうために虎視眈々と周回を重ねていた。しかし、4周目最終コーナーでインに飛び込んだ際、12号車(カルソニック IMPUL GT-R)に接触する形となってしまいマシンにダメージを追ってしまった。なんとかピットに戻ってくるも修復は叶わず、最終戦をリタイヤで終えることとなった。
悲願のシリーズチャンピオン獲得に向け期待と望みと緊張で臨んだ週末でしたが、想像もしていなかった結果となり大変残念に思っています。今シーズン得た悔しい結果、もどかしい結果、証明できた結果、すべての結果を来シーズンへ繋げられるよう今後も努力して参ります。今シーズンもたくさんのご声援ありがとうございました。

Comment

金石勝智監督

フリー走行からいまいセッティングが決まっておらず、強いオーバーステアの状態からの走り出しとなってしまいました。その中で出来る限りのセット変更を施し予選に臨みましたが、残念ながらQ1敗退となってしまいました。車は走り出しよりはかなり良くなっていたようだったので、決勝に向けて更にセットアップを考え、ウォームアップ走行でチェックしたところ車のバランスは一層良い状態になったというコメントをもらっていたので、決勝レースは期待がもてるかなと思っていました。しかし、決勝レース開始早々に他車との接触があり、ブレーキダクトやアーム等の破損があり、コースに復帰しても危険な状態であるという判断からリタイヤ届けを出すこととなりました。
このような最終戦となりとても残念です。ただ、チームとしては確実に強くなってきている実感はあるので、来年こそはシリーズチャンピオンを獲りたいと思っていますので、引き続き応援よろしくお願いいたします。最後になりますが、コロナ禍で大変な状況においても、今シーズンもAstemo REAL RACINGにたくさんのご声援を頂きありがとうございました。

塚越広大選手

走り出しから思うような車の状況ではなく、セットアップに時間をとられてしまいました。なんとか調子は取り戻せていたのですが、Q1では10番手となってしまい苦しい予選となりました。予選での車の調子は悪くはなかったので、決勝当日のフリー走行の500クラス占有走行に向けて良い方向性が見えていたので、決勝に向けてはさらにセットアップを詰めることができました。
チャンピオンを獲るべく決勝レースに臨みましたが、アクシデントが発生してしまい車の修復が不可能となってしまいリタイヤとなりました。正直悔しい気持ちがいっぱいですが、最終戦だけでなく年間を通した速さと強さが必要だと思います。年間を振り返り、ポイントポイントではそういう走りを出来たと思いますが、チャンピオン獲得にはさらにレベルを上げなければいけないと痛感した一年となりました。まずは今年一年たくさんの応援をありがとうございました。また精一杯頑張りますのでこれからも応援よろしくお願いいたします。

ベルトラン・バゲット選手

シーズン最後のレースとして、最良のレースをすることができませんでした。土曜日の公式練習からマシンはオーバーステア気味で、セットアップを改善することに苦労しました。予選もやはりマシンのバランスが厳しい状況のままだったようで、予選をQ1で終了し、決勝レースは10位からスタートすることになりました。
決勝レースのスタートは僕が担当しましたが、リアタイヤの温まりが悪く、スタート共にいくつかのポジションを失ってしまいました。その後リカバリーを試みるため、前を走行する12号車との接近戦が続くこととなりました。そして最終コーナーで3台のマシンが最終コーナーで3ワイドの状態なり、回避できないレースアクシデントで、マシンを破損することとなりました。その後コースにマシンを戻すことはできず、そのまま2021年シーズンを終えることとなりました。
最終戦はチャンピオンシップを乗り越えることができるほどのパワーを感じることができない週末だったように思います。このような形で最終戦を終えてしまったことは少し寂しいですが、今シーズンもたくさんの応援をありがとうございました。