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Race Report

レースリポート
Round1
4月16日(土)、17日(日)岡山国際サーキット岡山県

Team Point

2Point

Driver Point

5Point

4月16日(土)

公式予選

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12

予選方式:ノックアウト方式 天候:晴れ コースコンディション:ドライ

いよいよSUPER GT 2022年シリーズが開幕した。
今シーズンも新型コロナ感染予防対策を施した状況となるが、サーキットにファンの皆様が来場される中レースを行えることを大変嬉しく思い、週末に臨んだ。
GT500クラスのQ1前に行われていたGT300クラス予選にて赤旗が出た影響で、GT500クラスの予選は13分ディレイとなり、14時46分より始まった。
Q1担当は塚越選手。Q2に進むことができる上位8台に入る為に渾身のアタックをするもタイムが届かず1'17.822で12番手となり、悔しいQ1敗退となった。

4月17日(日)

決勝

天候:晴れ コースコンディション:ドライ

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9

決勝日も朝から晴天となり、前日のような強い風もなく穏やかな日差しのもと決勝レースに向け刻一刻とスケジュールが進んでいく。
14時より2周のフォーメーションラップの後、82周の決勝レースがスタートした。スタートドライバーは松下選手。松下選手は素晴らしいスタートを決め3つポジションを上げ9位でオープニングラップを終える。その後も前を走る23号車を狙い1秒以内の接近戦でオーバーテイクを狙うもなかなかチャンスが訪れない。思うようにペースが上がらないマシンで奮闘するも24周目に3号車に先行を許し10位となる。
29周目あたりよりライバルたちがピットに入り始め、Astemo NSX-GTも30周目にピットイン。塚越選手に交代する。16号車がまだピット作業を行っていない状況でAstemo NSX-GTは11位を走行する。前を走るマシンとのギャップは少し大きく、逆に#8が背後に迫る周回が続く。52周目に16号車がピットインし10位となり、65周目に前を走っていた24号車がスピンし9位に浮上する。後半に2度のFCYが出されるなか、塚越選手はポジションを守り切り9位でチェッカーを受け、2ポイントを獲得した。
塚越選手広大と松下選手信治の新コンビで臨んだ開幕戦だったが、思った以上に苦戦を強いられる結果となった。

Comment

金石勝智監督

フリー走行の走りだしは調子が良さそうだったのですが、そこからセッティングを進めていってもタイムが伸びず車を良い方向にもっていくことが出来ませんでした。10分間のGT500クラス占有走行では松下選手に担当してもらいましたが、やはりオーバーステアがひどく良いタイムが出なかったので知恵を絞り予選に向けセットを考えました。
Q1は塚越選手に担当してもらいましたが、残念ながら抱えていたバランスの問題が改善されず12位でQ1敗退となってしまいました。
決勝レースは松下選手にスタートを担当してもらい、スタートしてすぐにポジションを3つ上げてくれましたが、そこからペースがなかなか上げにくいような状況でした。塚越選手に代わってからもペースが上がらず、微妙なバランスの車だった中力を振り絞ってくれなんとか9位でフィニッシュしてくれました。この2ポイントを獲れたことがシリーズ後半に利いてくるとポジティブに捉え、次戦も頑張ります。

塚越広大選手

走り出しの感触は決して悪くないような状況でした。ただ、そこから気温が上がるにつれて車のバランスをとることが難しくなり、セッティングを悩むような形になってしまいました。Q1を担当し、フリー走行からすると車のバランスは少し良くなったのですが12番手ということで思うような結果を残すことができませんでした。
決勝に向けても車の調整を行いレースに臨みました。松下選手選手がスタートでポジションを大きく上げてくれてポイント圏内で戻ってきてくれたことはとても心強かったです。ドライバー交代した後はどちらかというと単独での走行が多く、前の集団には追いつくことが出来ず、後ろから迫る車をなんとか抑えるのが精一杯というレースになってしまいました。合同テストでは好感触を得ていたので、今回うまくいかなかったのは悔しいです。次回富士は車のセットアップの見直しも含め、レース距離も今までと違うので作戦面も含めてチームとしっかりミーティングをしてレースに臨みたいと思います。

松下信治選手

開幕戦が終わり9位でした。今回は予選から厳しい結果となりました。しかしセットアップを試行錯誤する中で新しい発見があり、次戦へのよいデータが取れました。獲得できたポイントは2点と悔しいですが、つらい時でも最大限の結果を取って行く事がシリーズを考えると重要だと思います。常に前を向いて確実に改善していきたいと思います。今大会も遠方から会場にお越し頂いたファンの皆様、そして応援して頂きありがとうございました。また次回の富士で頑張ります。