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Race Report

レースリポート
Round2
4月24日(土)、25日(日)鈴鹿サーキット

JSB1000

三重県

Rider Point
清成龍一選手

40Points

清成選手が両レースで2位フィニッシュ

MFJ全日本ロードレース選手権の第2戦『NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース』が三重県・鈴鹿サーキットで開催されました。今回は4輪の全日本スーパーフォーミュラ選手権と併催となる鈴鹿2&4レース。2020年は新型コロナウイルスの影響で中止となったため、2年振りの開催となりました。2輪はJSB1000クラスのみの開催となっており、レース1が「2021 FIM世界耐久選手権 鈴鹿8時間耐久ロードレース」に向けたトライアウトを兼ねていることもあり、67台ものエントリーを集め、Astemo Honda Dream SI Racingからは清成選手が参戦し、勝利をめざしました。

4月24日(土)

予選

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清成龍一選手2

公式予選は30分1セッションで行われました。清成選手はニュータイヤを履き、2分06秒413をマークしA組トップにつけました。総合では、2番手となりレース1はセカンドグリッドからスタートすることになりました。レース2のグリッドを決めるセカンドタイムは、2分06秒603で、こちらもセカンドグリッドを確保しました。

4月24日(土)

【JSB1000】決勝レース1

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清成龍一選手2

14周で争われたレース1。今回も清成選手は好スタートを切りホールショットを奪うとレースをリードします。序盤は4台がトップグループを形成していましたが、3周目にデグナーカーブで多重クラッシュが発生。このアクシデントのためセーフティーカーが介入し、このセーフティーカーランは5周にも渡る長いものとなりましたが、8周目でようやく解除されると残り6周の超スプリントレースに変わっていきました。ブリティッシュスーパーバイク選手権でセーフティーカー後のリスタートはお手の物の清成選手は、そのままトップをキープします。そのままゴールしたいところでしたが、10周目の1コーナーで中須賀選手(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)にかわされ2番手となりました。最後まで諦めずに前を追う清成選手は2位でチェッカーフラッグを受けるのが精一杯でした。

4月25日(日)

【JSB1000】決勝レース2

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清成龍一選手2

レース2は12時40分に予定通りスタートしました。清成選手は、ここでも抜群のスタートダッシュを見せて真っ先に1コーナーをクリアします。背後には、濱原選手(Honda Dream RT 桜井ホンダ)、岩田選手(Team ATJ)、中須賀選手と続いていた。トップを走る清成選手は、積極的にレースをリードします。レース序盤は4台のトップグループでしたが、5周を過ぎた辺りから清成選手と中須賀選手の一騎打ちとなっていきます。この日は、ストレートでの追い風が強く、1コーナーや130Rでのオーバーランが多くみられました。清成選手は、レース1の二の舞にならないよう、パッシングポイントでレイトブレーキングを見せ中須賀選手を抑え込んでいました。しかし、レースも終盤となる13周目の1コーナーでややラインが膨らんだところをインから中須賀選手にかわされてしまいました。レース1と同じような展開となり、その後も何とか再び前に出るチャンスを伺いましたが、そのまま2位でゴールしました。

Comment

伊藤真一監督

今回も多くの応援ありがとうございます。また、鈴鹿サーキットまで駆けつけてくださった関係各位に感謝申し上げます。レースの方は、まだまだ勝つためには、マシン的に足りない部分が明白でしたが、ライダーがよく頑張ってくれました。次戦のSUGOラウンドは、チームのホームコースとも言えるサーキットなので、マシンパフォーマンスを上げて、チーム一丸となって勝利をめざします。

清成龍一選手

今回も開幕戦ツインリンクもてぎと同様に、木曜日の走行から、チームが自分の希望に応えてくださり、毎セッション違う仕様になるほど大きくマシンセットを変更しながらトライしていましたが、どれも一長一短があり、なかなか目標としているレベルに到達することができない状況でした。それでもチームがマシンをまとめてくれたので、2位という結果を残すことができました。表彰台に上がることができたのは、チーム力のおかげだと思っていますし、今回も多くの応援が励みになりました。本当にありがとうございます。次戦もチャレンジして行きますので、引き続き応援よろしくお願いいたします。