研究開発|Kento
担当分野|自動運転
工学研究科機械工学専攻 修了
2017年 新卒入社
自動運転および運転支援システムの開発を担当しています。私が扱っているテーマは、クルマに搭載されたカメラやレーダー、LIDARなどの複数のセンサーの検知結果を1つに統合するセンサーフュージョン技術に関する研究・開発です。
最近のクルマには走行環境を検知するためのさまざまなセンサーが取り付けられていますが、センサーそれぞれに目的と特性があります。そのため全てのセンサーが目の前の事象に対して適切な結果を導き出してくれるわけではありません。
そこで、複数のセンサーの情報を参照し、必要なデータを合成することによって、信頼性の高い情報を導き出す機能が必要になります。それがセンサーフュージョンという機能です。
精度の高いセンサーフュージョン技術を開発できれば、交通事故がなくなっていきます。運転に不安があるという方も、安心してドライブに出かけることができます。安全・安心の未来の実現をめざして、開発を進めています。
幼い頃、クルマ型のタイムマシンが登場する映画が大好きで、ビデオテープが擦り切れるほど見返していました。それがきっかけで、将来は先進的なクルマやその技術を開発したいという夢を抱くようになりました。就職活動を迎え、業界研究・企業研究をする中で、コア技術の開発はサプライヤーが行っているということを知り、サプライヤーを中心に企業を探しました。
その中でAstemoを選んだのは、独立系のサプライヤーだったからです。世界中のクルマに搭載される技術を自分の手でつくれる可能性があることに惹かれて入社を決めました。
メールチェックとチームの朝礼、打合せ。
機能設計とプログラミング。
お弁当を作り持参。
実車試験、センサーデータ収集(事業所の外まで走行しに行くことも)。
収集したデータの整理と解析。
自宅で夕飯作り。夕飯後はオンラインで友人と情報交換。
大学の専攻とは異なる分野の開発に携わっているため、入社してから学ぶことばかりでした。Astemoには数多くの技術研修が用意されています。
また、各分野のプロフェッショナルである先輩方が身近にいて基本的なことから丁寧に教えてくれるので、何もできずに困るようなことはありませんでした。だからこそ、モノづくりへの熱量と学ぶ意欲が肝心です。
分野を問わず、自分の研究テーマに対してしっかりと向き合い、やり遂げることを楽しんだ経験が大いに活かせます。新しい技術との出会いを楽しみながら、積極的に学んでください。
日立製作所や日立グループの方々と協働して業務を進めることが多い部署なので、打合せや社内の情報交換の場では新しい技術や知識に触れ、新たな気付きを得られる刺激的な環境です。
また、工場に隣接したテストコースを複数持っているのも魅力だと思います。開発した機能の実走試験をすぐ近くで行うことができるのもAstemoのスケールメリットだと感じています。
自動運転技術開発部門に配属。
社内・社外向けに開発した技術を発表。
システムエンジニアとしてチームの先頭に立って新技術の開発を推進。