法務|Kanato
担当分野|事業法務
法科大学院修了 法務博士
2019年 キャリア入社
私が担当しているのは契約審査です。取引相手やグループ会社との間で締結予定の契約書について、法的なリスクがないかを確認しながら審査、修正を進めていきます。
日立Astemoはグローバル企業であるため、世界各地の拠点で発生する契約や当局への対応についても、現地の担当者と連携をとり、時として弁護士等の専門家の協力を仰ぎながら事案に対応していきます。契約審査というと、契約書の文言を確認する仕事だと思われるかもしれませんが、それに留まらず、その契約書の内容が、現実のビジネスにおいてどのようなリスクとなり得るのかを検討することが重要です。
そのため、審査の依頼があった際には契約で取り扱う製品や技術、委託する業務内容等をヒアリングする必要があり、コミュニケーション能力や実現したいビジネスへの理解力が求められます。めざすビジネスの構造を把握し、その実現にふさわしい形になるように契約書に落とし込む作業こそがこの仕事の面白さのひとつです。
元々私は一世を風靡したドラマへの憧れもあって、検察官をめざしていました。
法科大学院卒業後は大学の法律関係の研究所職員として従事しながら法律についての勉強をしてきました。研究所では弁護士や企業法務の方々と接触をする機会が多くあり、法学の知見や折衝の能力を活かす場は、法廷以外の場所にもたくさんあることを知りました。
研究所での出会いをきっかけとして法律を学ぶ者のひとつの在り方として企業法務を志すようになりました。グローバルに事業を展開する日立Astemoなら、これまで学んできた知識と経験を有効に活用できると考えて入社を決意しました。
定例ミーティングの準備。
他部門と連携したプロジェクトのミーティング。次回に向けての対応を主任に相談。
契約審査のヒアリング、契約書の作成・修正。
メールの確認、翌日の業務の確認。
在宅勤務の運動不足解消のため週3回程度ボルダリングジムへ(〜22時ごろまで)
学部、大学院で学んだ法学の知識そのものや法的な思考力は法務の仕事において直接的に生かせています。
民事系の知識に関しては契約書を取り扱う中で重要な知識として活用できており、他方で一見関係ないように思える刑事系の学習で培った思考プロセスも、コンプライアンス領域の対応においては役立っていると感じています。
また、前職では法律に関する見識を深めるだけではなく、新規のプロジェクトを多数の関係者と連携して形にするなど組織体においての調整力を身につけました。
多くの関係者とコミュニケーションが必要とされる現職で生かせています。
統合後間もないですが、旧各社の法務領域で培った知識や経験を互いに尊重しあいながら共有し、協力しながら案件の解決へ向かうという恵まれた環境で仕事が出来ています。日立Astemoはグローバルメガサプライヤーのため、取り扱う契約類型が多く、国境をまたぐ案件も頻繁にあり他では得られない経験を積むことができるのも魅力です。
コアタイム無しフレックス勤務制度が採用されている当社では、業務の時間配分を一定の自由度をもって自分でコントロールが可能なため、業務量等に応じてプライベートとのバランスをとりながら日々業務に取り組むことも可能です。
大学の研究所に研究支援推進員として勤務。
法務として様々なプロジェクトに参画。
2021年1月、日立Astemoに統合 法務部門に配属。
法務部の主力としてグローバルに活躍できる人財となりたい。